お知らせ
如月忌のご案内
如月忌
2020(令和2)年2月7日(金)13時~16時30分
きえずてあれ なき世の後も我といふ
者の遺せる一すぢの跡 九條 武子
如月忌とは、仏教婦人会の創設や関東大震災の被災者支援など、多くの業績を残された九條武子様のご命日を偲ぶご法要です。武子様は、歌人、画家として知られ、み教えのもと、仏教婦人会の創設と活動にご尽力なされました。
特に、関東大震災における慈善活動は、自ら被災しながらも街頭を巡回し、被災者の声を聞き続けて、罹災者救護事業にご尽力なされました。
また、対策の手が遅れていた被災児童に対しても宗派をあげて募金活動を展開し、集まった愛護金から反物を買い入れ、各地の仏教婦人会や、女学校の協力を得て児童用の衣服を作りあげたといわれています。さらに、「歳末巡回施療」や震災孤児施設「六華園」設立など、様々な事業にご尽力なされましたが、1928年(昭和3年)2月7日に42歳をもって、ご往生なされました。如月忌は、九條武子様の生前のご苦労を偲び、あらためてみ仏の願いを聞かせていただくご法要です。どなたでもご参加いただけますので、どうぞお参りください。
【日程】◇13:00~ 法 要 《本 堂》「読経作法 阿弥陀経」
◇13:45~ 布 教 「武子様ご往生の新聞記事を縁として」
講師:淺田 恵真 師 (本願寺派勧学・大阪府因念寺)
◇15:00~ 築地本願寺合唱団楽友会による仏教讃歌
◇15:30~ 九條武子様墓前参拝(焼香)
◇16:00~ ぜんざい接待 《蓮華の間》
多くの人々の憂いを無くしてさしあげたい・・
むゆうげ
「無憂華」(サンスクリット語・あそか、和名・無憂華)菩提樹、沙羅樹とともに仏教三聖樹の一つとされる無憂樹の花。多くの人々の憂いを無くしてさしあげたい・・この花の名前のように、九條武子様は「人々の無憂」を願われ、社会福祉事業など様々な活動にご尽力なされました。また、歌人でもある九條武子様の代表作に『無憂華』(あそか)という歌集があります。
講師プロフィール
淺田恵真(あさだ えしん)俗名(正博)
現在、龍谷大学名誉教授・本願寺派宗学院講師・行信教校講師・本願寺派勧学
博士(文学)・大阪教区因念寺住職。
著書 『私の歩んだ仏の道』(本願寺出版部)『生かされて生きる』(探求社)
『般舟三昧行道往生讃(般舟讃)購読』(永田文昌堂)
『善導大師著 般舟讃 現代語訳』(永田文昌堂)ほか
む ゆう げ
無 憂 華
《(梵)aśokaの訳。悲しみがない意》
※駐車スペースに限りがございます。公共の交通機関をご利用ください